彼女は玄米菜食を信じているのではない。いや、信じているんだけれども、もっと根本のところで信じているのは「この世には絶対的な正しさがあり、自分にはそれをみつけて遂行することができる」ということなのだ。
私はそれがわからない。一律に適用される絶対的な正しさがなんてものは「絶対に」ないと思う。たとえば正しい食生活は人によってちがうし、体調や加齢や気分によっても変わるものだと思う。だから毎日「今の私にはなにが必要なんだろう」と思いながらごはんを作る(そしてときどき「いま私は野菜を欲しているみたいだな、でもめんどくさいからポテチでおなかいっぱいにしちゃえ。ポテチおいしい」とか堕落する)のが正しい、と思う。
と思う、ばかりが続くのは、そんなに自信がないからだ。こういうことは自信がないままにやっていくしかない、ということには自信をもっているけれども。
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